月光と共にいきる

遊戯王の月光(ムーンライト)について語ります。

芝刈り月光デッキ解説『前編』

みなさまおはようございます

今回は!やっと本命、デッキ解説です。

これがしたくてブログを開設したといってもいいでしょう。

それではさっそく


f:id:tenzou270:20180404194244j:plain

f:id:tenzou270:20180404194321j:plain


こちらが私が思う現代の月光の到達点である(あくまで私の一存です)、「芝刈り月光」です!!

芝刈り月光というデッキは十二獣環境に捕食植物やジェムナイトと合わせた形が入賞しているのをよく見ましたね。
ですがこのデッキを今回組むにあたって自分が気を付けたのは、「なるべく他カテゴリに頼らないこと」です。
その理由としては、出張ギミックではなく月光本来の強みをブーストしてこそ、月光で勝つという目標に一番相応しいと考えたからです。


まずはデッキの解説から

まず月光の強みとは!?

・準備が整えば月光狼一枚で攻撃力3500の二回攻撃+サンダーボルト
・月光彩雛によるバトルフェイズ中の相手の効果封殺
・月光虎を中心とした圧倒的な展開力

この三つが恐らく環境にも胸を張って言える月光というテーマの強みでしょう


では月光の弱いところは?
そんなものない!と言いたいところですが、どんなデッキでも弱点となる穴があるのが現実。
そこがカードゲームの楽しいところでもあります。

・初動が弱い(通常召喚権が必須)
・一枚が二枚になるといった、アドバンテージを取れるカードがほとんどない
・置物モンスターや、魔法罠を一つ踏んだだけで作戦が壊滅する

…以上の三つです。
三つ目が環境デッキを相手にする上でとにかく致命的です…
テーマ内に除去カードがないのが大きな理由ですね。

十二獣環境では適当にランク4を連打して相手の妨害を全て剥がし、最後に十二獣の開局さえ通せばワンキルが成立していたので、この三つの弱点全てを克服できていました。
間違いなく月光デッキの黄金期です。


では現在、十二獣カードが大幅規制された今、ついにこのカードに頼るしかなくなってしまいました

そう


『隣の芝刈り』です


初めはかなり抵抗が大きかったです、やはり60枚デッキの異質さ、厚さ、融通の効かなさ、めんどくささモロモロ…
ですがそれらの理由は自分が我慢すれば良いだけのこと、自分の愛用デッキで戦いたいという理由に比べれば小さいものです。


ここでまた、隣の芝刈りの強さを三つ!

・月光は墓地からの特殊召喚を得意とするテーマであること
・メインデッキの枠が圧倒的に足りないのを克服できること
・一枚通せば勝ち(運が絡む)というわかりやすい強さ

一つ目の理由がデカいですね
これにより蘇生という形で虎、狼を場に並べやすくなったので、最強のアド取りマシーンであるエレクトラムが採用できます。
そしてシラユキを採用すれば、相手ターンに彩雛を除外することで天敵ヴァレルロードからライオダンサーを守れます

二つ目の理由、これにより手札誘発や墓穴の指名者といった環境に食らいつくための汎用カードを入れる枠が確保できます

三つ目、上で十二獣の開局について触れましたが、それと同じですね
通常召喚権が非常に重要なこのデッキにとって、
動く、妨害される
このあとに何ができるかが非常に重要です、そこでどうしても一枚から動ける、いわゆる「パワーカード」という存在が必要になってきます。



さてここからやっと具体的なデッキ解説に入っていきます、お待たせしました


先行を取るデッキか?後攻を取るデッキか?
先行を取るデッキです!

まず誤解を解いておきたいのが、狼軸の月光はワンキルテーマではないということ
正確にはワンターンキルするデッキではなく、ワンショットキルするデッキであるということです

遊戯王というカードゲームはかなり勝負の展開が早く進みます、そのためコントロールデッキやワンショットキルデッキはほとんど存在せず、そのデッキの型はビートダウンやワンキル、先行ソリティア、メタビになることがほとんどです

ですがこのデッキの場合、フィニッシャーであるライオダンサーの攻撃さえ通せば勝ちなので、ぶっちゃけた話、突破できないモンスターが相手の場にいるなら放置して構いません
なのでずっと勝負が拮抗していたと思っていたら相手のライフが8000からいきなり0に、ということもよくある話です

ですので、先行一ターン目で相手の場をコントロール、先行二ターン目でフィニッシャーによるワンショットキルを狙うというのが基本戦術です

(後攻ワンキルも狙えますが、相手の妨害を踏み、先行一、二ターン目にやりたいことを後攻一ターンで全て行わなければならないのでプレイ難度がとんでもないことになります)

では先行展開で何を目指すのか

答えるのは難しいです、というのもこのデッキの場合
芝刈り、カグツチ、キュリオスの墓地落とし
スカルデットの4ドロー
エレクトラム、置換融合のドロー等で戦況が常に変わるので、
強いデッキによくある「この手札でここまでいけます!」というのが存在しません

強いて言うならば、
(墓地が肥えた上で)墓地にシラユキ、除外に手札誘発、場にはシューティングライザーとアマテラス
といったところでしょうか…

 
『展開例』

芝刈りが引けてシラユキも落ちた→とりあえずエレクトラムでアド稼ぎ

芝刈りが引けてシラユキが落ちなかった→シューティングライザーか、闇三体揃えてキュリオス

芝刈りが引けなかった→とりあえずスカルデットでドローしてから考える

スカルデットすら出せない→ハリファイバー+うさぎかカグツチで耐える

それすらできない→つまり手札事故、負け濃厚


とにかくエレクトラムを毎デュエル使うことを考えます、
エレクトラムからアストログラフが湧いてくれば、闇魔法使い、月光で闇獣戦士、あとは鳥とかを用意すればキュリオスが出せて、月光香を落として攻めるもよし、シラユキで次ターンに備えるも良しです。


スカルデットの出し方
芝刈りが引けていない場合はこいつが生命線です

「月光香+月光彩雛」
雛通常、コストで4月光落とし、月光香で4月光蘇生
二体でフォースストリクス、効果でゼピュロスサーチ
ゼピュロス捨てて月光香効果、虎サーチ
虎で雛蘇生、コストで月光落とし
ゼピュロスで虎戻して自己蘇生、再度虎で月光蘇生
フォースストリクス、ゼピュロス、雛、月光モンスターの四体でスカルデット

「終末の騎士+モンスター特殊召喚ギミック」
終末通常、効果でデストルドー落とし、トルドー自己蘇生
二体でハリファイバー、効果でバルブ特殊
バルブでリンクリボー、バルブ自己蘇生
ハリファイバー、リンクリ、バルブ、モンスターの四体でスカルデット

「サモンプリースト+魔法」
サモプリ通常、効果で魔法捨てて終末特殊
以下略

「レスキューラビット+チューナー特殊召喚ギミック」
ラビット通常、効果でヒルコ二体特殊
ヒルコとチューナーでハリファイバー
以下略


かなり長くなってしまったので一旦今回はここまで、次回はカードの枚数や役割、採用理由等に触れていきたいと思います。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました!!