月光と共にいきる

遊戯王の月光(ムーンライト)について語ります。

【デッキ解説】PSYフレーム搭載幻影月光【遊戯王】

みなさまこんにちは


またまた、まぁた、デッキ紹介です、というのも…



…紹介するべきギミックがない!!!

月光新規はここ半年ぐらいずっと不作が続いており、構築も凝り固まっております。

強いて挙げるなら今度のデッキビルドパックの溟界ですね。
あれは爬虫類テーマであり、レベル4も複数いるので、キングレムリンと出張させるのが面白そうです。


まあそれは置いておいて、

新規が全くないということで、最近は構築をほとんど変えていなかったのですが…



壁にぶち当たりました



そろそろ環境相手に戦うのが不可能というか、月光の出力に限界を感じておりました。


そこで当たり前を見直し、月光ファミリーの効果や、やれることを一から研究し直して組んだものが今回の構築となります。



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はい、いろいろとこれまでこちらで紹介してきた月光の構築とは違う点がありますね。

まず話したいこととして、今回のコンセプトからです。


(例によって、エクシーズ月光の知識やカードの効果を知っている体で話していきますので、過去記事や他所様のブログや動画、ニューロンや検索サイトでの予習をお願いします。)



●今回のコンセプトは?(クソ長いです)


今回重きを置いたものとしましては、

・ワイズストリクス絶対防衛

・PSYフレームギアγを使おう

この二点に着目しました。


まずはワイズストリクスから、
今回月光に採用できそうなギミックをすべて洗いなおしてみたところですね…

希望の魔術師や御影セフィラからのエレクトラム、御影リサーチャーからのハリファイバー、霊廟覇王ギミックの出張、クロスローズストレナエ等々…

いろいろ調べて検証してみましたが、なんだかんだいってワイズストリクスが一番嚙み合っているということがわかりました。


ゼピュロスアクセスはもちろん、ソウルシェイブフォースからのインフィニティの手軽さと強さがやはり凄まじくてですね、思い返せばワイズストリクスが通り、インフィニティが出せた試合は大体勝利できていました。


…つまり逆に言いますと、「ワイズストリクスが通らなくても、ゼピュロスとソウルシェイブさえ使えれば勝てる」
と言い換えることもできるわけです。


故にワイズストリクスに甘えず、素引きにも頼ろうと思い、ゼピュロスとソウルシェイブを一枚ずつ増やしました。

ゼピュロスは事故要因になり得ますが、副葬や月光香と一緒に持てていた際のパワーがやはり高いのでハイリスクハイリターンです。

ソウルシェイブも同じく事故要因にはなりますが、フォースストリクスを一度墓地へ送るだけで除去効果持ちなんでも無効マンが出るのは単純に強いです。
「ワイズストリクスを止めたと思っていたらソウルシェイブ素引きされていた」なんて相手からしたら発狂ものですしね!


もちろんワイズストリクスそのものを守る作戦にも抜かりはありません。



そのために採用したのが今回の準主役でもあるPSYフレームギアγです!!




それでは今回PSYフレームギアγを採用するに至った経緯を一つ一つ説明していこうと思います。


まずは、月光が増殖するGに弱すぎる点です。


前々から僕は、「増Gされたらランク4エンドでいいじゃん」と散々言ってきました。

ですがこれまで環境で結果を残してきたデッキを見てみてください。


サンダードラゴンは1ドローでサーチ封じ…

セフィラや魔術師といったPテーマも1ドローでカウンターやフリチェ除去…

幻影騎士団も専用罠があります。

十二獣も1ドローでフリチェ除去ができます。


等々、環境クラスのデッキというのはGの止まりどころがしっかりとあり…

逆にアダマシアのような止まりどころのないデッキには、うらら墓穴抹殺のフル投入だけでなく、そこに更にテーマと噛み合いを持ち、モンスター効果を無効にできるコアキメイルガーディアンという用心棒まで備えられています。


それに比べて月光…といいますか、ランク4デッキ全般はというと、2ドローさせてランク4単騎…


これではなかなか厳しいものがあります。



そして更に辛いことにですね、月光を本当に理解している人が相手の場合、なんとワイズストリクス着地まで増殖するGを使ってこないのです!!



そこにGを使う理由としては二点あり、まず一つがリソースの破壊です。

RR月光でもっとも警戒すべきカードは、ソウルシェイブフォースとサイバードラゴンインフィニティです。(諸説あります)

ですがそれを出すにはワイズストリクスの効果が必要不可欠…
更にワイズストリクスを出すには土台となるフォースストリクスが必要……

これらを全て吐ききらせた上で、インフィニティを出されないように月光の動きを止めれば月光は完全に息切れする…
これが月光に対する必勝法となっているわけです。



もう一つの理由が、そこにGを使うのが最も多くカードを引けるからです。


例えば、いつもの雛虎展開でフォースストリクスとシンギングレイニアスでワイズストリクスを出したとしましょう。

デッキから闇鳥を出す効果を発動、そこに増Gが使われます。

ゼピュロスで一枚、その後の黄鼬で一枚、ランク4で一枚…


そう、ただランク4で一妨害をするためだけに三枚も相手に引かせることになるのです!!!


これならいっそゼピュロス出してエンドでいいレベルです。



……なので!展開ルートを少し改めました。

いつものようにフォースストリクスでシンギングをサーチして特殊召喚、そしたらこの後にもう黄鼬を使ってしまいましょう!

そうするとGが飛んで来ても黄鼬とシンギングでランク4エンド、ワイズに合わせてGを使われても2ドローに押さえることができます。(それでもキツいですけど)


…ですがこのパターン、重大な欠点がございまして、



黄鼬の特殊召喚で召喚カウントがピッタリ五回になってしまうので……



ニビルで壊滅します!!!!



くっ…何か、何かこう……いい手はないものか………



そこで思い付いたのが、PSYフレームγ&Λの出張です。

Λを事前に出しておけば、γがあろうと無かろうと、相手に「あるかもしれない」と錯覚させ、牽制することが可能です。

五回以内に出すことで、増Gだけでなくニビルも見ることができるのは指名者二種にはない大きな利点ですね。
(抹殺は見ようと思えば見れますが)


ですがね?ここで振り出しに戻るわけです。


そしたら虎にG飛んでくるじゃん、と、

しかも雛が場にいてγ使えないじゃん、と、




ここで大事になってくるのがγ採用の二つ目の理由!!
「γの流行」です!!!


これに関しては二つの意味が含まれておりまして…

一つ目は簡単です、ワイズにγを使われて爆死することが、ここ最近僕を含めた多くの月光使いを苦しめていたようでして…

γは墓穴の指名者でも止まりませんし、うららわらしでも一時凌ぎにしかなりません…
対策するなら無効にして破壊しなければ話にならない……


だったらこっちもγを使えばいいじゃねえか!


化け物にはバケモンぶつけんだよ!!の精神です。



二つ目は、近頃のγ流行の結果、場ががら空きの状態でモンスター効果による妨害を使われること、また使うことが減った点です。

仮に流行が減ったとしても、絶対に警戒しなければいけないカードの一つなので、しばらくは全決闘者の頭に染み付いていることでしょう。



さあ、ここで話を月光に戻します。
月光はですね、ブリガンダインやおろかな埋葬、そしておろかな副葬からの月光香やセレナードと、意外と特殊召喚ギミックは豊富なのです。

つまり、まず一手目に相手にγを警戒させつつ特殊召喚から入り、二手目に通常召喚、そこからエクシーズ、シンギングと繋げることで、
Gのマトになりやすい、効果による特殊召喚を最小限に止めて先ほど紹介したケア展開に繋げられるわけです。

もちろん展開リソースが余っているのなら、エクシーズではなく即座にΛを出し、以降の誘発をシャットアウトするのもありです。
…というかγ持ってなくてもポーカーフェイスキメてΛを出すべきです、多分。



例えばブリガンダイン、彩雛、虎(それとγも)を初手に持っているとしましょう。

ブリガン発動、特殊召喚←ここにGならγが使えます
彩雛通常、コストで黄鼬落とし←ここにGならたった1ドローでランク4です
ブリガンと彩雛でΛをリンク召喚
虎発動、効果で彩雛特殊…

以降、虎と黄鼬のコンボでレベル4三体が供給できるので、問題なくワイズストリクスでRUMセットまで繋ぐことができます。

このような動きをすることで、ワイズストリクス付近で飛んできて致命傷になりうる相手のG、ニビル、γを全て抑制することが可能です!!

(まあ誘発二枚持たれてたら終わりなんですけどね)


そして今回γを採用するに至った理由、実はもう一つあります。


それは指名者二種とうららの噛み合いの悪さにあります。

月光というデッキは、天キや副葬からの月光香、入れてる人なら金謙と、サーチカードがこれでもかと入っております。

そしてサーチカードで雛虎を揃えてから、いざ展開に入っていくのが常です。


ここで想像して欲しいのが、例えば初手が

・天キ
・虎
・墓穴
・うらら
・ゼピュロス等

だったとします。

天キで雛を持ってこれればいつもの展開で宇宙が作れる訳なのですが…

天キにうららが飛んできました、当然このままだと止まってしまうので、墓穴を使わざるを得ません。

するとGケアのためにせっかく引けた自分のうららも無効になってしまう訳です……

そしていざ展開と動いてみると、案の定Gが飛んできて展開を止められ、そのままボコボコにされて負ける……


こういう負けパターン、本当にすっごくあるあるなんですよ。

恐らく月光ユーザーに限らず、サーチ多めの展開デッキを使っている方ならウンウンと頷いてくれるかと思います。


そこでPSYフレームギアγな訳です!!

こいつなら天キを安全に通しつつ、一緒に引けたうららもしっかりとGに合わせることが可能です!


仮に相手が天キを素通りしてうららを温存してきたとしても、RR月光の基本展開にはうららの使いどころは本当に少なく、他の素引きでいくらでも貫通可能です。

もしターンを返してしまっても雛虎鼬が揃っていればどうにかなる、そういう考えです。




さてγと月光の噛み合いですが、最後にもう一つあります…!


クロノダイバーリダンとPSYフレームロードΛのコンボです!!

概要を説明すると、Λは自分の他のサイキック族が除外されるとデッキからPSYフレームをサーチできます。

リダンは実はサイキック族で、自身の素材となっているモンスターカードを使用することで自身を除外することが可能です。

なのでリダンの除外でΛを起動し、γをサーチすることが可能なのです!



……ここまでなら他のランク4デッキでも可能なコンボなのですが、そこに更に月光ならではの噛み合いが発生します!!


月光翠鳥の存在です!



こいつは効果で墓地へ送られると除外か墓地からムーンライトを特殊召喚することができます。

そしてリダンの素材を取り除く効果はですね…


なんとコストではなく効果なんですね~~!!!


なので、リダンを除外してΛの効果のスイッチを押しつつ、翠鳥で後続も確保してアド損も防げる…!

これが、月光にしかできないPSYフレームロードΛの活用方法です!!




…さて一つ問題が……


PSYフレームギアγを上手く自分のターンに発動できたとします。


…γとドライバーから何を出すの?


という問題が生じます。

他のデッキならハリファイバーだとか、レベル8シンクロをしたりするのでしょうが、月光はあいにくとシンクロギミックとは無縁のデッキです。


一応カオスルーラーで虎を探すといった芸当も可能ですが…


γが使えた時にしか出せないのはエクストラがもったいなく、ならばと常用できるように4チューナーを漁ってみましたが、なかなか適任者はおらず…

そもそも手札に加えた以外の四枚は墓地へ行ってしまうので、シンギングやRUM等墓地へ行って欲しくないカードまで巻き込んでしまう可能性もあります…



いや待て、何もシンクロに拘らなくてもいいだろう。

今は11期、10期でリンクが登場して完全に根付いた11期ですよ?


リンクすればいいじゃないの!!



はい、もともと幻影月光では、ニビル貫通と妨害を兼ねてマスカレーナを長いこと採用していました。

PSYフレーム二体からこいつを出せばいいじゃんか!!



…しかもですね、噛み合いはそれだけではありません。

Λとマスカレーナを並べるとですね、相手ターンにγを使って、マスカレーナとドライバーでリンクすることも可能です。

するとドライバーも除外されず、マスカレーナの相方にも困らない……


噛み合いの塊過ぎるぞこのギミック…!



更に今回はPSYフレームの就職先、もう一つ用意しました!



ユニオンキャリアーです!!



具体的にどういう時に使えるのかと言いますと、一番大きいのは下振れ時の動きですね。


例えば初手に副葬とγ、他は全て展開に関係のないカードだったとします。

こういう時、副葬かセレナードの発動に相手がGなりうららなりロンギヌスを使い、仮にγを起動できたとしましょう。


彩雛、γ、ドライバーの盤面ができます。

そしたらγとドライバーでユニオンキャリアー、効果で自身か彩雛に月光虎を装備…

彩雛で黄鼬を落とします、そして黄鼬の効果で装備されている虎を戻して自身を特殊召喚すれば…


彩雛と黄鼬でフォースストリクス、そこに虎もいるので、ワイズストリクスのRUMセットまで繋ぐことが可能です!!

まあ、これができるのは相手の誘発とγが最高に噛み合い、虎も引けていない場合のみですが…w


ですがこの装備状態の虎を黄鼬で戻すギミック、いろいろと応用が効きまして…

例えば副葬+コスト+闇属性通常召喚や、彩雛+ブリガンダイン、彩雛+黄鼬等でも虎にアクセス可能になります。

その場合はワイズストリクスの展開をするには一体足りないので、ユニキャリ+ランク4で終わりですがね。


この下振れ展開や、Gを意識した動きに特に意識した構築となったため、今回はバグースカを採用してみました。

やはり相手がわからない状況で、どのデッキにも深く刺さるのはこいつですし、
弱点である「最終盤面に組み込めない」問題も、今回Λとγを組み込む都合上、場を空けた状態でターンを返さなくてはならないのであまり気になりません。
(そもそも最終盤面にモンスターによる妨害を数多く用意しなくても良いという意味です)


もちろん副葬のコストが強かったりでワイズストリクスのRUMセットまで行けそうならやっちゃっていいと思います。




そしてユニオンキャリアーが採用されたということは、ですよ……?



ライオダンサー&狼が採用圏内になりました!!!!



これだけでなく、サイチェン後にドラゴンバスターブレードを搭載し、ユニキャリを使った最終盤面を強化するなんて芸当も可能です。

これなら一滴でも沈みませんし、このギミックが簡単に搭載できるのは闇属性デッキの強みですね。



ってな感じで、PSYフレームギミックはデフォルトで入っているもの、というレベルまで引き上げたのが今回のPSYフレーム月光の概要となっています。




●基本展開


今回は雛虎からどうこう、というよりは、アドリブ要素がかなり高いので詳しくは割愛します。

一応目指す最終盤面としては、
インフィニティ、マスカレーナ(ユニコーン)、霧剣の三妨害までは確定で、
そこからPSYフレームやブリガンの消費等の兼ね合いから、罠リダンや、Λとγを増やしていくといった感じです。

ポイントとしては、Λγを使うので、当たり前ですが、モンスターゾーンを二枠空けておくことですね。
なのでバルディッシュは大体インフィニティに吸われていることが多いです


RR幻影月光を初めて触る方向けに簡単に説明しますと、

彩雛のコストで黄鼬を落とす、虎で場に蘇生する
二体でフォースストリクス、シンギングを持ってきて二体でワイズストリクス…
ワイズの効果でゼピュロスを出し、黄鼬と虎のコンボでレベル4を追加して二体目のフォースストリクス…
これでワイズの効果を起動し、ソウルシェイブフォースからインフィニティを出す…
そこからワイズが闇のリンク2であることを利用してバルディッシュに繋ぐといった具合です。

これがRR幻影月光の基本展開となっており、Λを先出ししたり、リダンをΛのサーチに使うかブリガンとのコンボで妨害に使うかをアドリブで決めていく感じです。



●採用カード


・月光彩雛

初動、基本中の基本です。
黄鼬が一枚しか入っていないので、脳死で黄鼬を落とすと除外されて詰みます


・月光黄鼬

最強カード、虎の再利用に使います。
一枚しか入っていないので、除外が怖い人は増やしましょう。DDクロウが流行りまくっているようなので、二積みの方がいいかも知れません。
おろまいや翠鳥とのコンボでセレナードダンスは持ってこれますが、月光香は持ってこれません。


・月光虎

海外だと禁止、展開の要です。
月光の一番ヤベー奴ですが、当たり前ですが蘇生対象がいないと事故札になります。
なるべくこいつの効果では黄鼬以外を蘇生するようにすると、チェーン墓穴やDDクロウで壊滅しにくくなります。


・月光翠鳥

練れば練るほど使い道が見つかるスルメです。
リダンで効果扱いで墓地へ送るのはもちろん、黄鼬への墓地除外の被害をこいつを囮にすることで抑えることも可能。
そしてニビルが飛んできた瞬間にこいつがいると、効果で墓地へ送られた扱いになるのでムーンライトの蘇生効果が発動します。


・月光紫蝶

素引きはクソですが、雛+レベル4月光で動けるようになるのでやはりいります。


・月光狼

ユニオンキャリアーの採用により舞い戻った英雄です。
普通に墓地融合としても使えますが、
今回の構築では、如何にして一手目に特殊召喚から入るかが肝となっているので、P召喚も視野に入るのは大事。


・BF-精鋭のゼピュロス

ワイズ周りへの妨害の貫通プランに軸を置いた結果、二積みへと昇華しました。
副葬や月光香と一緒に引けたときのパワーは凄まじいですが、それ以外だとクソザコ事故札と化すので難しいところです。


・RR-シンギング・レイニア

レベル4二体をワイズストリクスに化かす踏み台です。
チェーンに乗らない特殊召喚っていうのが偉い。


・レイダーズ・ウィング

RRとしても幻影騎士団としても扱います。
幻影騎士団として扱うということは、バルディッシュの効果起動にも使えるということです。
なのでサイレントブーツを素引きしても安心ということですね。
闇のエクシーズまで漕ぎ着けないと事故要員になるのは言うまでもなし。


・幻影騎士団サイレントブーツ

バルディッシュのカードパワーを引き上げるカードです。
副葬と一緒に引けてたら(以下略


・PSYフレームギア・γ

今回のコンセプトです、詳しくは前述。


・PSYフレーム・ドライバー

素引きしたくない男No.1
ですが副葬月光香があるので、他のデッキよりも被害は少なめです。


・灰流うらら

G対策、後攻時の保険、削っちゃダメ。


・増殖するG

一枠だけ空いたので、無いよりはってことで一枚入れました。
じゃあ初動とか展開パーツ増やせよってなるのですが、サイチェン時の入れ替え枠を作るために汎用カードの枠にしました。
これ以上欲しいならデッキ枚数を増やすしかない。


・月光香

蘇生カードでありサーチカードです、ぶっ壊れ…
というレベルかというとそうでもなく、ムーンライトの名前を持っていないのでそこでバランスが調整されています。
ここが二枚なのが最もツッコミを入れられる要員なのではと思っています。
理由は単純、
「これだけを引いて事故るのにうんざりしたから」
です。
ターン1もなく、狼も増えたので三枚にしたいんですがね、仕方ない。


・炎舞ー「天キ」

狼以外の全ての月光をサーチ可能です。
でもターン1が足を引っ張ります、このデッキのサーチカードはクセが強いものばかりじゃあ。
ゼピュロスで戻せるので知っていると助かることもあるかも。


・おろかな副葬

このデッキで最も引きたいカードは間違いなくこれです。
素引きクソカードが多く、それを捨てるためにも必要ですし、γとの相性から特殊召喚から入りたいのでやはり必要。
被っても片方は手札コストにすればいいので気になりません。
六枚ぐらい入れたい。


おろかな埋葬

墓地デッキだからとりあえず入れとけ感。
黄鼬のムーンライト魔法罠サーチを起動できる数少ないカード。
ゼピュロス落として誘発貫通や、ブーツを落としてブリガンから入ってγをチラつかせることもできます。


・RUM-ソウル・シェイブ・フォース

インフィニティ降臨のための最強カードです。ワイズが止められても、これが引けてるならオーケーですという感じで二枚に増やしました。
ですがこれを引けてるときに限って大体増Gが飛んできて、しかもそれを止められないってのがほとんどです。
いい加減にして欲しい。


・墓穴の指名者

やはり展開テーマゆえ、あった方がいいです。


・ハーピィの羽根帚

メインデッキで魔法罠を見れるカードが存在しないので、気休めに入れました。サイクロンとか、不確定ですがダンディとかにした方が構築のバランスが良くなる気もします。


・月光小夜曲舞踏

ほとんど副葬とのコンボ用です、特殊召喚から入ることでPSYフレームの恐怖を相手に与えます。
手札を墓地へ送るのはコストではなく効果なので、相手の反応を見てから墓地へ送るカードを選べるのは偉いですね。
翠鳥の効果で墓地へ送れるとかなり宇宙ですが、誘発の打ち所になります、悩ましい。


・幻影騎士団ブリガンダイン

今回のコンセプトの一つである、特殊召喚から入ろうを実行してくれる出張要員です。
リダンの素材になることが望ましいですが、リダンはΛの起動に使ったりするので、あまり拘らなくても良いです。普通に展開補助として使いましょう。


・幻影霧剣

幻影騎士団と組む最大の利点がこれ。
罠による妨害です。一応副葬の選択肢にもなり、展開カードになることもあります。
自分はサイチェン後後攻でも抜きません、好みですけど、捲り時のバルディッシュの出力が下がりますし、一滴で罠を捨てやすくなりますし。


エクストラ


・月光舞獅子姫

ユニオンキャリアーの採用によって返り咲いた最強のフィニッシャーです。
超耐性と全体破壊と二回攻撃という最強効果をこれでもかと撒き散らしますが…
なんか最近破壊耐性持ちや耐性貫通するカードが増えてきていて思ったより…って感じです。


・月光舞豹姫

踏み台です。
二枠使うのがキツいとこよね、ライオダンサーの。


・RR-フォースストリクス

このデッキのエンジンです、レイダーズナイトを今回は入れなかったので、ワイズストリクスの起動のためにも大事に使いましょう。


・RR-ワイズストリクス

エクシーズ型月光の誇る最強のカードです。とにかくこいつが通れば勝てるので、あの手この手で妨害を踏みましょう。
全てやった上でこいつが通告されたりγされたりヴェーラーされても誰も悪くありません、相手の引きが強すぎるだけです。


サイバー・ドラゴン・インフィニティ

…なんてことも言ってられないので、ソウルシェイブを素引きしてワイズ無しだろうが意地でも出しましょう。
守備を除去できないのが玉に瑕なんてレベルじゃないぐらいキズです。そのせいでワンキルを逃すことが多々あります。
後攻ならGされてもこいつで蓋をしてワンキルすればなんとかなることもあったりなかったり。


・幻影騎士団ラスティ・バルディッシュ

RR月光の頼れる終着点。鬼のようにアドを稼ぎます。
幻影月光の何が強いかって、罠による妨害を供給できることと、展開のついでに除去効果が使えることにあるので、自分は他の型より幻影が一つ抜けていると思います。
他と違って出張パーツの素引きと月光のギミックに噛み合いがあるのもgood
闇のリンク2がもう一種類あると更に弾けそうです。月光のリンク2はよ。


・I:Pマスカレーナ

PSYフレームの統合、ニビルのトークンの変換、妨害プランといろいろと役割の多い女です。


・トロイメア・ユニコーン

マスカレーナから出すカードであり、貴重なセットカードも見れるカードでもあります。
そして手札も捨てられるので、素引きしたゼピュロスやらを捨てられるととても強い。
…もしや後攻の方が強いのでは?


・PSYフレームロード・Λ

今回のコンセプトです。ライアーゲームにはなりますが、擬似的なアザトートのように使うことができます。
…が、γが使えたとしても、現実は相手が更にもう一枚誘発を持っていたりとうまくいかないことがかなり多いです。
と、言いますか、上手くいった試しがありませんぶっちゃけ。
γチェーンGとかγチェーンγとか、上からニビルとか酷すぎます、悲しい。


・クロノダイバー・リダン

過労死担当です。使い方は前述。
レイダーズウィングの効果のトリガーになる数少ない闇エクシーズなので、ほんとに大事に扱いましょう。


・ユニオン・キャリアー

詳しくは前述。下振れ展開の底上げと、サイチェン後の妨害プランと、月光狼の疑似サーチに使えます。


・鳥銃士カステル

自由枠1
主に捲り時に妨害を見るカードや除去カードの枠です。
除去が薄かったのと、素材二枚を一気に消費できる点からこいつにしました。


・No.41 泥睡魔獣バグースカ

自由枠2
下振れ時と、今回のコンセプトでもあるGの避難先に使います、自分も巻き込んでしまう点から最終盤面には組み込めないので注意。
深淵やヴェルズナイトメアと選択。


・小法師ヒダルマー

自由枠3
除去枠で見れない範囲を見る枠です。今回はカステルが表のカードにしか対応していないので、セットされている魔法罠を見る要員です。
虎とのコンボにも使えますし、使い終わった天キも効果に巻き込めます。
リンクなのでユニコーンに繋げられるのも良し。
トロイメアフェニックスや竜巻竜、ダイヤウルフ等と選択。


サイドの確定枠


・破壊剣ードラゴンバスターブレード

対展開テーマ用決戦兵器です。相手が展開テーマで自分が先攻だったらユニキャリで装備しましょう。一滴も効きません。


・深淵に潜む者

相手が墓地効果多用テーマだったらバグースカと入れ換えで入ります。



●採用しなかったカード


・幻影騎士団ダスティローブ

狙う最終盤面がリンクに寄っているので、バルディッシュでこいつを落としてブーツをサーチして特殊召喚することでリンク数を一つ増やすことが可能です。
が、素引きした際の副葬の負荷が大きくなるのと、幻影魔法罠が二種しかないことから、最後にサーチ効果を余しがちな点と、何より枠の問題で不採用。


・クリス、ブラスト、ストラングル

手札から特殊召喚可能な闇鳥達です。
ゼピュロスを二枚にすることで闇鳥が四枚になったため不採用。


・終末の騎士

今回のコンセプトである、「PSYフレームを使おう」からかけ離れた存在であることから不採用。
それと枠。


・レイダーズナイト、アークリベリオン

なんで入ってないんですか?レベルまで到達してしまった月光ファミリーです。
ライオダンサーが使いたかったから不採用。


・魁炎星王ソウコ

カステルと選択。
まず、下振れ時の底上げならユニキャリがいます。
捲り時の性能ですが、二つの効果を持つことから絶対に妨害が踏めます、通れば絶対に強いのですが、まず通りません。
ならば通るタイミングまで温存しようという考えになるのですが、そうすると今度は召喚条件が邪魔をします。
それなら汎用条件で除去ができて、妨害も踏めて素材を二つ使えるカステルの方が扱いやすい。


・アクセスコード・トーカー

ユニコーン+何かや、リンク2二体から出せます。今回の構築なら闇以外のリンクもチラホラいるので、除去効果を何度も使えますが、枠と、
あとユニコーンまで使っている時の残りリソースの問題を考えると…

  1. 一体しか出せないならこいつが強く、+二体ならランク4でも良く、+三体以上ならワイズストリクス展開が可能です。

小回りが効くから入れとけとも思うのですが、ユニコーンが出てる時点でそもそも小回りが効いていないと思ったので不採用です。
枠さえあれば最優先で入れたいカードではあります。


・抹殺の指名者

前述したうららとの噛み合いの悪さ、γの採用、枠等の理由から抜けました。
Gに弱すぎるので絶対に要りますが、このカード自体のパワーが低いのと、G対策ばかり引いて動けなくては本末転倒なので、
うむ…難しいところですね……



●まとめ


今回は、月光を一から見直そうということで改めて組んでみました。

ですが結局行き着くのはエクシーズ型とRR幻影の出張で、代わり映えしなくてガッカリされた方もいるかと思います。

やはりこの2テーマと月光の繋がりは強力で、月光のリンク2が闇属性で実装したらこの繋がりは更に強くなると思います。


実際のところ、Λの紹介のところで書いた通り、PSYフレームギミックを入れたとて、結局誘発一枚分しか貫通できず、抹殺を入れていた頃となんら変わっていないのではとも思います。
が、γを貫通カードではなく手札誘発として考えると、後攻時の保険はむしろ増えているので、メインデッキとしての丸さは上がっていると思います。

抹殺と違って入れるカードの読み合いではなく、その場のプレイングだけで完結できるのも抹殺には無い利点ですね。


課題点というか、以前の型より劣ってしまった点としては、初動が減ったことですね…
終末と月光香を削ってしまったので、安定性は少し落ちていると思いました。

それからエクストラを小回り重視で選んだため、アクセスコードやアークリベリオンといった、直接勝ちに繋がるフィニッシャーを入れられなかった点も弱体化と言えますね。
(まあそこはライオダンサーを抜けばいいだけなのですが…)


まあ何にせよ、PSYフレーム搭載型月光としては、自分の中ではこれが一つの完成形と思っておりますので、参考にしていただけたなら幸いです。


めちゃクソ長い長文駄文、失礼しました!!


最後に宣伝なのですが、YouTube活動をですね…
前からちょくちょくしていたのですが、これから少し本腰を入れてやっていこうと思っております…!!

なのでそちらも応援していただけたらとてもありがたいです!!よろしければ見ていってください。


www.youtube.com




それでは今回はこの辺で失礼します!!

さよなら!!