月光と共にいきる

遊戯王の月光(ムーンライト)について語ります。

【遊戯王】2023年版60枚芝刈り月光(ムーンライト)!デッキ構築解説【マスターデュエル】

 

 

みなさまこんにちは

 

約一年ぶりに遊戯王の熱が上がっております、てんぞーです。

 

 

さて今回はデッキ構築紹介記事となります、よろしくお願いいたします。

 

デッキ内容はこちらになります!!

 

 

 

 

芝刈り月光というタイトルにしましたが、敢えて名前をつけるなら

『スモールワールド搭載型覇王出張RR幻影芝刈り月光』

という感じですね!!(長い)

 

※注意

今回の記事は前回解説した『月光での軌跡の魔術師の運用方法』を知っていること前提で話を進めます。

 

未読の方やエクシーズ月光について詳しくない方は、まずは↓こちら↓をご覧ください。

https://tenzou270.hatenadiary.jp/entry/2023/02/28/134910

 

 

●今回のコンセプトについて

 

今回のコンセプトはズバリ、

『絶対に彩雛と虎にアクセスしてワイズストリクス展開をする』

です!!

 

軌跡の魔術師によって墓地にダークヴルムを落とすギミック=雛虎へのアクセスとなったため、その要素を強く出しております。

 

更にデッキ構築によってはデッキの中のあらゆるモンスターをサーチできるスモールワールドを採用し、絶対に雛虎を呼び込めるようにしました。

 

今回の構築で雛虎どちらにもアクセスできるカードは

・天キ×2

・副葬×2(月光香経由)

・スモールワールド×3

おろかな埋葬(ダークヴルム軌跡の魔術師経由)

・竜の渓谷×3

テラフォーミング

で驚異の計12枚です!!

手札コストやその他の必要札もありますが、引けば安心できるカードがこれだけたくさんあるのはかなり安定します。

 

 

●なぜ60枚なのか

 

「新しい初動が増えたなら少ないデッキ枚数で運用した方が強いのでは?」

という声もあると思います。

が、今回の構築については60枚以外ありえないとすら思うレベルでしっくりきています。

(なんなら芝刈りなしで60枚もあり)

 

 

60枚にする理由は大きく分けて二つありまして、一つは『枠がないこと』です。

 

エクシーズ月光は二枚初動のデッキであり、そのサーチカードを大量に積み、更にゼピュロスや幻影騎士団要素等も入れるとどうしても枠がパンパンになってしまい、そこにうららや墓穴等の必須カードを入れると余裕で40枚を超えてしまいます。

 

セレナードダンスや紫蝶等の削る候補もありますが、そういうカードは抜いた時に限って必要になるのがあるあるです。

 

だったらいっそ増やしてしまうということで、あれも入れようこれも入れようと増やしていった結果60枚になりました。

 

 

もう一つは『ゴミカード(デッキに眠っていて欲しいカード)の濃度を下げること』です。

 

幻影騎士団とRRを出張させるタイプのエクシーズ月光は、とにかくゴミが多いことで有名です。

純構築の幻影騎士団だと手札にいるとニッコリできるサイレントブーツも、月光だとお荷物になります。

 

ワイズストリクスでデッキから出す筆頭のゼピュロスも、手札から墓地に落とす手段がなければ引いただけで天を仰いでしまいます。

 

こういう、展開途中にデッキから引っ張ってくるカード軍はキツい言い方ですが『ゴミカード』と呼ばれ、スクラップ出張のスクラップゴーレムや、アウローラドン出張のオライオン等ですね。

デッキで言うと海皇やセフィラはそういうゴミカードが多いのでデッキ枚数を増やして対策していたりしますね。

(いちいち例えが古い)

 

そんなゼピュロスや幻影騎士団などのゴミカードの濃度を薄め、その分雛虎アクセスを増やしたのが今回60枚構築でエクシーズ月光を組んでみた二つ目の理由です。

 

 

●スモールワールドについて

 

出てから実は裏でずぅっと考察していたのがこのカード、スモールワールドです。

 

 

手札のモンスターをコストに、そいつと種族属性レベル攻撃力守備力が一つだけ一致しているモンスターをデッキから裏側除外し、そのデッキから除外したモンスターとも一つだけステータスが一致しているモンスターをサーチするカードです。

 

スモールワールドのコストにすることを前提としたカードを予めデッキに採用しておくことで、なんでも好きなモンスターをサーチできる夢のようなカードです。

 

ですが月光でこのカードを採用するのはかなり大変でして…。

実は月光って元は融合テーマなので、絶妙にモンスターのレベルがバラけているんですよね。

 

闇の獣戦士テーマと思いきや虎は光だし、しかもレベルも3とズレているため、雛虎のどちらもにアクセスできるカードを選ぶのは非常に困難でした。

 

特に増Gから雛虎に繋げられるカードは本当に悩みました。

今回は増援を共有できるダンディと、汎用手札誘発の屋敷わらしを採用しました。

(クロクロークロウやPSYフレームγ、もはや変態の域ですが奇跡的に雛虎どちらとも一つだけ一致している俊足のギラザウルス等いろいろ試しましたが、純粋に地属性繋がりで固めるのに落ち着きました。)

 

スモワの仲介として優秀なのは、レベル3で闇属性の幻影騎士団達、光でレベル4のシラユキ等ですね。

 

ですので今回の採用カード紹介では、スモワで誰を仲介にすれば雛虎になれるのかも紹介していきます。

 

 

●採用カード紹介

 

 

・隣の芝刈り

デッキ枚数が自由という遊戯王のルールを突いたヤケクソカード。

60枚でシラユキまで採用している墓地利用デッキなので脳死で入れてしまっていますが、実はデッキに残って欲しいカードやサーチしたい魔法罠が多いデッキなので使うと最終盤面が弱くなることもしばしば。

しかし一枚で莫大なリソースを確保できたり、良くも悪くも必ずうららが見れるカードのため入っています。

ぶっちゃけいらない。

 

 

・スモールワールド

今回のコンセプト。これを使うこと前提のカード選びをしなければならないが、デッキ内の好きなモンスターに触れることができる強カード。

手札コストが必要なためディスアドになるが、エクシーズ月光は雛虎が引けなければ始まらないためフル投入。

うららされてもコストは返ってくるので安心。

 

 

・妖精伝姫ーシラユキ

スモワ界の姫。レベル4の光属性のため彩雛と虎の両方の仲介になる。

総受けかってくらいみんなシラユキに彩雛と虎を紹介してもらう。

型の都合でなんでも墓地送りができるキュリオスを採用しており、芝刈りも入っているためスモワ抜きにしても普通に強い。

 

彩雛への仲介→レガトゥス、ダンディ(レベル4)、ダスティローブ(守備1000の闇)

虎への仲介→黄鼬(レベル4の獣戦士)、ダスティローブ(守備1000のレベル3)

 

 

★ムーンライト関連

 

 

・月光彩雛

メインエンジン、月光黄鼬を落として虎で蘇生するのが主な動き。

月光を墓地へ送るのは何故かコストなので効果が無効になってて送れます。

更に名称ターン1もついていないため出る度に墓地が肥やせます、強い。

 

虎への仲介→幻影騎士団三種(闇のレベル3)、シラユキ(レベル4の光)

 

 

・月光虎

メインエンジン2、墓地から効果を無効にして月光を出すシンプルなP効果を持つが、本人が永続魔法なのとターン1がないことで、後述のゼピュロスや黄鼬でひたすらに蘇生効果を使い回せる。

モンスター効果は自身が破壊されることで墓地から月光を出す効果、絶対蘇生マン。

従来の構築だとPカードである利点を生かせなかったが、今回はPに寄せた構築のためかなりイキイキしてる。

 

彩雛への仲介→幻影騎士団三種(レベル3の闇)、シラユキ(光のレベル4)

 

 

・月光黄鼬

メインエンジン3、場の月光を戻して墓地か手札から場に出せるので、虎をひたすら使い回す。

効果で墓地へ送られるとムーンライト魔法罠をサーチできるので、隙があればセレナードダンスを持ってきておこう。

除外されることを警戒して二枚積み。

 

彩雛への仲介→シラユキ、レガトゥス、ダンディ(レベル4)、ステンドグリーブ、サイレントブーツ、覇王門零(闇)

虎への仲介→シラユキ(レベル4の光)、ステンドグリーブ、サイレントブーツ(闇のレベル3)

 

 

・月光翠鳥

場に出ると月光を墓地へ送って1ドロー、効果で墓地へ送られると墓地か除外から月光特殊召喚

月光香を持ててるときは彩雛で黄鼬よりもこちらを落として上振れよう。

効果扱いでX素材を墓地へ送れるリダンの素材にすると幸せになれます。

 

 

彩雛への仲介→ダンディ、レガトゥス(レベル4)、サイレントブーツ、覇王門零(闇)

虎への仲介→サイレントブーツ(闇のレベル3)

 

 

・月光紫蝶

墓地から除外すると手札から月光を出せます。Pに寄せたことで普通の構築より優先度は下がります。

 

彩雛への仲介→シラユキ(守備1000のレベル4)、覇王門零(闇)

虎への仲介→シラユキ(守備1000の光)、うらら、わらし(レベル3)

 

 

・月光香

墓地から月光を特殊召喚(虎と違って無効にしない)。墓地から除外して手札を捨てることで月光をサーチできます。

どちらの効果も名称ターン1がついてないので引けば引くほど強いです。

が、蘇生対象も手札を捨てる術もない時に引くと他のどのカードよりもキツい事故札になります。

 

 

・月光小夜曲舞踏

墓地から除外して手札を墓地へ送ると月光をデッキから出せます。こちらは月光香と違って効果で墓地へ送ります。

永続罠ですが登場以来フィールドで発動したことは一度もありません、引くとつらいカードなので副葬が準制限となった今は抜く候補。ですが黄鼬の貴重なサーチ先なので抜けません。

 

 

・おろかな副葬

月光香と小夜曲舞踏を落とします、実質雛虎どっちもサーチ。

 

 

・炎舞ー「天キ」

獣戦士サーチ。

 

 

★P関連

 

 

・覇王眷竜ダークヴルム

今回の核。下スケールを持ってきながら特殊召喚できるPモンスターのため、軌跡の魔術師に繋げられる。

仮に雛虎が引けててもとりあえずこいつを落とすところから始めると良い、それだけ強い。

 

彩雛への仲介→シラユキ(レベル4)、ダスティローブ、ステンドグリーブ、覇王門零(闇)

虎への仲介→シラユキ(レベル4の光)、ダスティローブ、ステンドグリーブ(闇のレベル3)

 

 

・覇王門零

ダークヴルムのサーチ先、下スケールなのが偉すぎる。

月光は虎がいることが前提のため、素引きしても手札のモンスターをP召喚する動きが可能。

地味にスモールワールドの仲介としても優秀。

 

彩雛への仲介→幻影騎士団三種(闇)

虎への仲介→幻影騎士団三種(闇のレベル3)、うらら、わらし(攻撃0のレベル3)

 

 

・竜の渓谷

手札を捨てつつダークヴルムを落とせる有能。竜の霊廟と選択だがあちらはダークヴルム以外の択がないのが難点。

ドラグニティレガトゥスという特殊召喚可能なレベル4をサーチできるのもこちらの利点。

 

・ドラグニティーレガトゥス

ダークヴルムを素引きしているときでも渓谷を起動できるようにするためだけに採用されたカード、一応竜の渓谷の択になるが、ダークヴルムよりこちらを選ぶことは稀。

 

彩雛への仲介→シラユキ(レベル4)、サイレントブーツ(守備1200の闇)

虎への仲介→シラユキ(レベル4の光)、サイレントブーツ(守備1200のレベル3)

 

 

・テラ・フォーミング

竜の渓谷専属カード。この手のカードはサーチ先を二つ用意したくなるが、渓谷にターン1がついておらずあちらのサーチ先も二つ入っているので問題なし。

 

 

おろかな埋葬

従来の月光にも入っていたが、ダークヴルムが入ったことで価値が爆上がりしたカード。

月光を落とすも良し、幻影騎士団やゼピュロスを落とすも良し。

 

 

・魔界劇団カーテン・ライザー

軌跡の魔術師のサーチ先の択。キュリオスの素材にするため、闇でドラゴンか魔法使い以外のPならなんでも良いのだが、有能な闇のPは大体魔術師(魔法使い)のため、自力でも場に出せてレベルも4のこいつを採用。

こいつとダークヴルムで軌跡の魔術師が出せると脳汁が止まらなくなる。

 

彩雛への仲介→ダンディ、レガトゥス(レベル4)、ステンドグリーブ、サイレントブーツ、覇王門零(闇)

虎への仲介→ステンドグリーブ、サイレントブーツ(闇のレベル3)

 

 

★闇鳥関連

 

 

・BF-精鋭のゼピュロス

虎をセルフバウンスして場に出てくる鳥、エクシーズ月光の要。

捨てられる術がある時は引くとニッコリできるけど召喚権がバーストしてる時は中指。

ワイズストリクスでデッキからリクルートしたいため二枚。

 

彩雛への仲介→ステンドグリーブ、サイレントブーツ、覇王門零(闇)、ダンディ(レベル4)

虎への仲介→ステンドグリーブ、サイレントブーツ(闇のレベル3)

 

 

・RR-シンギング・レイニア

場にエクシーズがいると場に出せる。

フォースストリクスからワイズストリクスへつなぐ役割、ランク4がワイズストリクスになる。

 

彩雛への仲介→シラユキ、ダンディ(レベル4)、幻影騎士団三種、覇王門零(闇)

虎への仲介→シラユキ(レベル4の光)、幻影騎士団三種(闇のレベル3)

 

 

・レイダーズ・ウィング

闇Xの素材を取り除いて手札か墓地から場に出る。二枚目のシンギングのような扱いをすることもできるし、幻影騎士団の名前を活かして立ち回るのも良い。

こいつを素材にしている闇Xが対象耐性を得るのはかなり大事なので、やれる時はなるべくこいつでエクシーズしましょう。

使いやすいので二枚にしたいが一枚で事足りるため一枚。

 

彩雛への仲介→シラユキ、ダンディ(レベル4)、幻影騎士団三種(闇)

虎への仲介→シラユキ(レベル4の光)、幻影騎士団三種(闇のレベル3)、うらら、わらし(攻撃0のレベル3)

 

 

・絶神鳥シムルグ

場に鳥が出ると場に出せる。

ライフを取りに行くときにゼピュロスと合わせて3400打点が出るので優秀。

フォースストリクスのサーチ先不在を嫌っての採用。

 

彩雛への仲介→ダンディ、シラユキ(レベル4)、幻影騎士団三種、覇王門零(闇)

虎への仲介→シラユキ(レベル4の光)、幻影騎士団三種(闇のレベル3)

 

 

・RUM-ソウル・シェイブ・フォース

ライフ半分を引き換えに墓地のRRを二つランクアップさせるカード。

主になんでも無効効果を持つサイバードラゴンインフィニティの召喚に使い、場合によってはエアレイドも候補。

ワイズストリクスで持ってくる。

 

 

★幻影騎士団関連

 

 

・幻影騎士団サイレントブーツ

墓地除外でファントム魔法罠をサーチできるので、最後にバルディッシュでこいつを落として妨害を用意する。

…と思いきや、幻影騎士団がいると場に出せる効果を持つため、バルディッシュでダスティローブを落としてサーチし、リンク数を稼ぎつつこいつを墓地へ落とすこともできる。

 

彩雛への仲介→レガトゥス(守備1200のレベル4)、覇王門零(闇)

虎への仲介→うらら、わらし(レベル3)、黄鼬、翠鳥(闇の獣戦士)

 

 

・幻影騎士団ダスティローブ

こちらはブーツと違い幻影騎士団カードをサーチするのでモンスターもサーチできる。が、逆にファントムフォースや霧剣はサーチできない。

リンク数を増やしたい時はこっちでブーツをサーチし、必要ない時は直接ブーツを落とすという使い分け。

 

彩雛への仲介→シラユキ(守備1000のレベル4)、ダンディ(戦士族のレベル4)、覇王門零(闇)

虎への仲介→シラユキ(守備1000の光)、うらら、わらし(レベル3)

 

 

・幻影騎士団シェード・ブリガンダイン

墓地に罠がなければセットしたターンに使え、レベル4モンスター扱いで場に出せる通常罠。

ローブとブーツのどちらでもサーチでき、特殊召喚できるレベル4なので使いやすいが、こいつのせいで他の罠カードを採用しにくくなってしまっているのはマイナスポイント。

分類が罠カードのため、クロノダイバーリダンとの相性が最強。

 

 

・幻影霧剣

このデッキでは貴重な魔法罠による妨害、幻影騎士団と組んでいる最大の利点でもある。

キュリオスや芝刈りで墓地へ落ちてしまうとブリガンダインが使えなくなるので、墓地除外効果を使ってレイダーズウィングを蘇生したりして切り抜けましょう。

 

 

・RUM-ファントム・フォース

かなり扱いの難しいカード、一言で表すとスペア。

芝刈りや素引きでソウルシェイブフォースをワイズストリクスでセットできない時や、ブリガンダインを展開で消費してしまった時にこいつの順番が回ってくる。

相手ターンにエアレイドを出して一妨害にしたり、相手ターンにバルディッシュの効果を起動したり、雛の除外効果を発動したりと器用なことができるが、以降エクシーズ召喚しかできないのが玉に瑕。

 

 

・幻影騎士団ステンドグリーブ

スモールワールドでブーツやローブを消費するのがもったいなく感じたため採用した三枚目の幻影騎士団。

バルディッシュでブリガンダインをセットし、落としたローブでこいつをサーチすればバルディッシュ=ランク4の図式ができるので優秀。

ファントムフォース同様、素引き等でサーチ先がなくなっている時の候補として使う。

 

彩雛への仲介→ダンディ(戦士のレベル4)、覇王門零(闇)

虎への仲介→うらら、わらし(レベル3)、黄鼬(闇の獣戦士)

 

 

★戦士族関連

 

 

・終末の騎士

言わずと知れた闇属性の汎用墓地肥やしマン。

従来は召喚権を食うため抜けることもあったが、今回はP寄りだし60構築なのでのびのび使える。

 

彩雛への仲介→シラユキ(レベル4)、覇王門零(闇)

虎への仲介→シラユキ(レベル4の光)

 

 

・ダーク・グレファー

増援の択。手札の闇を捨てなければデッキから墓地送りにできないが、逆に言うと手札の闇属性を必ず捨てられるのが魅力。

 

彩雛への仲介→シラユキ、レガトゥス(レベル4)、覇王門零(闇)

虎への仲介→シラユキ(レベル4の光)

 

 

・SPYRAL-ダンディ

増援の択、だけでなくスモワの優秀な仲介役。闇じゃないレベル4戦士なのでこいつを一枚入れるだけでスモワでほとんどのレベル4がサーチできる。

地属性なので増Gに対応しているのが良い。

特殊召喚効果はできたらいいねくらいです。

 

彩雛への仲介→シラユキ(レベル4)、ダスティローブ、ステンドグリーブ(戦士の闇)

虎への仲介→シラユキ(レベル4の光)、黄鼬、翠鳥(レベル4の獣戦士)、ダスティローブ、ステンドグリーブ(戦士のレベル3)、わらし(地のレベル3)

 

 

・増援

上記三枚を使い分ける、場合によっては幻影騎士団をサーチするのもあり。

 

 

★汎用妨害カード

 

 

・灰流うらら

手札誘発の代表格、これがないとデッキじゃない。

増Gが重いのでフル投入。

他の手札誘発にも言えることだが、今回は軌跡の魔術師を採用したことによりこの辺の手札誘発が展開パーツになったことがかなり大きい。

 

彩雛への仲介→幻影騎士団三種(レベル3の闇)、覇王門零(攻撃0)

虎への仲介→幻影騎士団三種(レベル3)

 

 

・増殖するG

後攻の重さを軽減してくれるこれまた基本カード。マスターデュエルならシングル戦なので特に大事。

スモワとの相性は絶望的、ぼっち。

 

彩雛への仲介→ダンディ(地のレベル4)

虎への仲介→わらし(地のレベル3)

 

 

・屋敷わらし

スモワで増Gに虎を紹介するために入ったカード。

それでなくとも苦手な墓地除外カードに一矢報いれたり、相手のGつっぱに対してのうらら以外の誘発になるためスモワ抜きでも入っていたような気もする。

 

彩雛への仲介→幻影騎士団三種(レベル3の闇)、ダンディ(地のレベル3)、覇王門零(攻撃0の闇)

虎への仲介→幻影騎士団三種(レベル3)

 

 

・墓穴の指名者

うららとGを止めるために当然採用。

 

 

・抹殺の指名者

墓穴同様誘発を止めるのと、墓穴の指名者も指名できるのが魅力。

 

 

・ハーピィの羽箒

メインデッキで魔法罠を触れるカードがダンディしかいないため採用。モンスターに触れるのは霧剣とシラユキがいる。

最終盤面で魔法罠による妨害もするため、抹殺の指名者で羽箒宣言できるのも良し。

 

 

★エクストラ

 

 

・RR-フォース・ストリクス

素材を取り除いてレベル4の闇鳥をサーチする。

ランク4からワイズストリクスに繋ぐための中継、黄鼬やレイダーズウィングを除外しないのも大事。

ワイズストリクスを出す用とRUMセット効果の起動用に二枚必要なので二積み。

 

 

・RR-ワイズ・ストリクス

このデッキの中核。場に出た場合にレベル4闇鳥=ゼピュロスを場に出し、他のRRエクシーズが効果を発動するとRUMをセットする。

こいつの起動用に単純にレベル4が三体必要なので普通のランク4デッキなら荷が重いが、月光なら問題ない。

かなりのパワーカード。

 

 

・幻影騎士団ラスティ・バルディッシュ

ワイズストリクスから出すリンク3筆頭候補。

幻影騎士団を落としてファントム魔法罠を持ってくることで妨害を増やしまくる。

貴重ななんでも除去効果を持っているので大事に使うこと。

 

 

サイバー・ドラゴン・インフィニティ

ソウルシェイブフォースで出すRR月光の最終兵器。

なんでも無効ができるので出せるときは早めに出して圧をかけよう。

場のモンスターを自身の素材にする効果は、時には自分のモンスターにも使って隙を見せないようにすると良し。

 

 

・RR-レボリューション・ファルコン・エアレイド

ファントムフォースで出す候補。単純除去は強力。

地味に自身の召喚条件でも場に出せるのでファントムフォースの誓約を回避できるのが魅力。

 

 

・軌跡の魔術師

今回の目玉。Pモンスターをなんでもサーチできる。

Pモンスターを含むという召喚条件が使いやすく、ダークヴルム+何かで虎がサーチできるのは革命。

更に自身が闇でダークヴルムも闇なので、キュリオスに繋げやすいのも強い。

効果発動後の誓約が重すぎるため、相手がこちらのP召喚を妨害してきそうな局面では使わないようにしよう。

地味に除去効果をもっているが、P召喚できる=妨害がないになるはずなのでほとんど後始末用。

 

 

・ライトロード・ドミニオン・キュリオス

軌跡の魔術師同様今回の目玉、なんでも墓地落とし。

前々からマークしていたカードはあったが、今回出しやすいギミックを取り入れたことでめでたく採用に。

軌跡スタートでなくとも月光、RR、幻影の三種族で出し、シラユキを落とすだけでも強力。

三枚墓地肥やしはほとんどデメリット効果でしかないので注意。なあんで強制効果にしちゃったんですかねえ??

 

 

・召命の神弓ーアポロウーサ

キュリオスが使用後に棒立ちになるのが嫌だったので採用した汎用リンク4。

勝ちに行く時にニビルに屈したりしないように、出せるときは早めに積極的に出しましょう。

軌跡の魔術師の登場でワイズストリクス前に出ることもしばしば、ほんと革命的だ…。

ただしライフがモリモリ減るデッキなので、低打点を晒すのだけは注意。

 

 

・クロノダイバー・リダン

幻影RR月光ではお馴染みのイケメン。

素材を効果扱いで取り除き、取り除いた種類によって効果が変わる。罠を素材にした時の選んでデッキバウンスは極めて強力なので、なるべくブリガンダインを素材に出したい。

闇属性なのでレイダーズウィングの恩恵も受けられ、ファントムフォースの種にもなり、翠鳥や黄鼬の効果も起動できるためほぼ確定。

 

 

・アーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン

闇のランク4デッキに許された最強フィニッシャー。

場の全てのモンスターの攻撃力を吸収してライフをゴッソリ持っていきます。

ファントムフォースで出せるのと、レイダーズナイトの効果で出します。

レイダーズウィングを素材にすれば対象耐性破壊耐性持ちの3000になります、普通に強い。

 

 

・レイダーズ・ナイト

アークリベリオン降臨用の下敷き。

RRとして扱う効果を持っているので、ワイズストリクスのRUMセット効果を起動できるのは覚えておいて損はない。

闇×2のためシラユキ等では出せないので注意。

 

 

・天霆號アーゼウス

エクシーズデッキの最強カード…なのだが、今回の構築だと戦闘を安心して行えるエクシーズモンスターが少ないため悩ましい枠。

月光虎との相性も悪いためかなり悩ましいが、抜くと必要な場面でモヤモヤするため採用。

主に竜巻竜やリダンに重ねる。

 

 

・竜巻竜

サイクロンマン。最終盤面でランク4一体分余ったらとりあえず出す。

このデッキではかなり貴重な二手で相手の盤面に触れるカード、とにかくエクストラの枠が足りなすぎる。

ガン伏せ系のデッキにとりあえず出してアーゼウスをちらつかせる動きが強い。

 

 

・暗影の闇霊使いダルク

このデッキのエクストラで最も悩ましい枠。

リンク数を伸ばせる闇のリンク2なのでバルディッシュと相性が良く、軌跡の魔術師と違い通常モンスターやトークンを素材にできるのが魅力。

キュリオスを出すためにモンスター二体を強引に魔法使いに変えるのも良し。

貴重な一枠を使ってまでやることか?と聞かれると微妙だが、抜いたときの残りのリンクモンスター達が不安定過ぎたため、小回りをきかせるために採用。

 

 

●採用候補カード

 

 

・竜の霊廟

渓谷との択、手札コストなしで使えるのがかなり魅力的だが、ダークヴルム以外の候補が本当にいないため不採用。

 

 

デストルドー

ダークヴルム以外の墓地効果を持つドラゴン。

レベル4を対象に効果を使うとレベル3になって出てくるため噛み合わない。

ライフコストも重く、軌跡の魔術師、ゼピュロス、ソウルシェイブとライフがかなり減るデッキのため、さすがにこれ以上は落とせない。

 

 

・BF-黒槍のブラスト

絶神鳥シムルグと選択。

こちらは守備が800なのでスモワで月光虎を呼べる。

 

 

・禁じられた一滴

後攻を強くできるカード。

今回は展開に全振りしており、モンスターの回答なしによる詰み防止は霧剣とシラユキがいるためそこまで意識しなくても良い。

でも魔法罠の回答はないため羽箒はいる。

 

 

・召喚僧サモンプリースト

ダークヴルムだろうが彩雛だろうが持ってこれるおじいちゃん。

強いが、これまた手札をコストにしてしまうのが重く、誘発の格好の的になってしまい、止められると大体止まるため不採用。

 

 

・闇の誘惑

枠があったら入れたい、枠がないため不採用。

芝刈りと入れ換えてもいいかも。

 

 

・金満で謙虚な壺

エクストラリソースが本当に大事なため不採用。

 

 

・アルティメット・ファルコン

ファントムフォースの択。

最強カードであることには間違いないのだが、妨害にはならないため不採用。

最終盤面で低打点のアポロウーサを晒すことが多いため、除去のエアレイドを優先。

 

 

・アクセスコードトーカー

汎用除去&フィニッシャー。

リンクに寄せており、リンク3のキュリオスを採用しているため有力候補だが枠の都合で不採用。

フィニッシャーはアークリベリオンがおり、リンク4を出すならアポロウーサを出してから基本展開をしてキルを取りに行く動きの方がいい。

キルドレインを割れるという個性も、今回はシラユキのフリチェ効果を使えば賄えるため薄くなる。

 

 

・デュガレス

手札交換効果は優秀だが、事故率が軽減されたのとP召喚を組み込んだことにより手札を捨てる価値も薄くなったため不採用。

 

 

・ソウコ

獣戦士が二体並ばないため不採用。

 

 

・ヴェルズナイトメア、深淵、バグースカ

ランク4妨害三銃士。

本当はどれか一体だけでも採用したかったが、枠の都合で不採用。

リダンと竜巻竜でアーゼウスとの繋がりを強くしたかった。

深淵が闇だったり、バグースカが味方を巻き込まなかったり、ナイトメアの攻撃が高ければまた変わったかもしれない。

 

●展開例

 

 

必要状況:墓地に月光彩雛、手札に月光虎
※召喚権は使っている想定です。

 

虎発動、効果で彩雛特殊召喚、コストで黄鼬落とし
墓地の黄鼬効果発動、効果で虎を戻して自身特殊召喚
彩雛と黄鼬でフォースストリクスX召喚、効果でシンギングレイニアスサーチして特殊召喚
フォースストリクスとシンギングレイニアスでワイズストリクスをリンク召喚、効果でゼピュロス特殊召喚
再度虎発動、効果で彩雛特殊召喚、コストで適当に月光落とし
ゼピュロスと彩雛で二体目のフォースストリクス、効果でレイダーズウィングサーチ
ワイズストリクス効果発動、ソウルシェイブフォースセット
ソウルシェイブ発動、墓地のフォースストリクスを特殊召喚し、サイバードラゴンインフィニティにランクアップ
手札のレイダーズウィング効果発動、フォースストリクスの素材を取り除き自身特殊召喚
フォースストリクスとワイズストリクスでラスティバルディッシュをリンク召喚、効果でダスティローブを落としてブリガンダインをセット
墓地のダスティローブを除外し、サイレントブーツをサーチして特殊召喚
墓地のゼピュロスで虎戻して効果発動、自身特殊召喚
再度虎発動、効果で彩雛特殊召喚、コストで適当に月光落とし
ゼピュロス、彩雛、サイレントブーツでライトロードドミニオンキュリオスをリンク召喚、効果でシラユキ落とし
キュリオス強制効果、三枚墓地肥やし
ブリガンダインチェーン発動(墓地に罠が落ちる前に)
ブリガンダインとレイダーズウィングでクロノダイバーリダンをX召喚
墓地のサイレントブーツを除外し、幻影霧剣をサーチ(キュリオスで落ちてしまった場合はファントムフォースサーチ)
墓地のシラユキ効果発動、七枚除外して自身特殊召喚
シラユキとキュリオスでアポロウーサ

 

 

最終盤面:
インフィニティ、罠&レイダーズウィング持ちリダン、二素材アポロウーサ、霧剣(ファントムフォース)、墓地にシラユキ、バルディッシュ、Pに虎

 

妨害プラン:
①インフィニティのなんでも無効にして破壊
②リダンのフリチェで選んでデッキバウンス(対象耐性)
③アポロウーサの二度のモンスター効果無効
④シラユキの裏守備(実質フリチェ)
⑤霧剣でモンスター効果無効&攻撃無効
⑤'ファントムフォースでリダンをエアレイドにランクアップしてモンスター破壊

 

雛虎スタートならモンスターが一体分増えるので、シラユキを温存しつつキュリオスをアポロウーサにできます。

シラユキとファントム魔法罠による妨害プランがあるため、一滴にも強いです。

弱点としては攻撃力が低くなったアポロウーサに大火力をぶつけられると、ソウルシェイブでライフが半分になっているのでワンパンKOされてしまう恐れがあることです。

 

加えてもう一つ大事な展開例を紹介します。

 

 

必要状況:墓地にダークヴルム、手札にカーテンライザー

 

墓地のダークヴルム特殊召喚、効果で覇王門零サーチ
カーテンライザー通常召喚
カーテンライザーとダークヴルムで軌跡の魔術師をリンク召喚、効果で月光虎サーチ
月光虎と覇王門零を発動し、カーテンライザーとダークヴルムをP召喚
カーテンライザー、ダークヴルム、軌跡の魔術師でキュリオスリンク召喚、効果で彩雛落とし
キュリオス強制効果で三枚墓地肥やし

 

 

結果:キュリオス、墓地に彩雛、Pに虎と零

 

以降は先ほど紹介した展開に繋がります。

先ほどと違いキュリオスを使ってしまっているため、最後に竜巻竜を出しましょう。

カーテンライザーではなく効果モンスターと闇属性モンスターでも代用可能です、とにかくダークヴルムが大事。

更にモンスターが一体供給できればワイズストリクス展開前にアポロウーサを出しておくことも可能です。

 

 

●回す上で覚えておくべきこと

 

 

☆デッキリソースの管理

 

まず常に頭に入れておくべきことは、闇鳥、RUM、幻影騎士団、ファントム魔法罠の残数です。

それぞれ闇鳥が五枚、RUMは二種、幻影騎士団は三種、ファントム魔法罠は三種入っております。

 

雛虎だけから動く想定だと闇鳥はシンギング、ゼピュロス、レイダーズウィング

RUMはソウルシェイブ

幻影騎士団はダスティローブとサイレントブーツ

ファントムはブリガンダインと霧剣を使います。

 

二枚目のゼピュロスと絶神鳥、ファントムフォースとステンドグリーブは予備という扱いになっており、それぞれを素引きできているときやキュリオスや芝刈りで落ちてしまっている時の択となり、上振れたり下振れたりします。

 

デッキの中にこれらのリソースがどれだけ残っているかを常に考えながら戦うのはこのデッキを回す上で一番重要なポイントです。

 

 

☆ダークヴルム→軌跡の魔術師→キュリオスの動きがとにかく強い

 

雛虎を持てていようがいまいが、ダークヴルムから入れる場合はとりあえず軌跡の魔術師を出しておけってレベルで強いです。(先攻の場合に限る)

 

こういう、ワイズストリクスの基本展開前にアポロウーサを出しながら雛虎アクセスができるギミックが昔から欲しかったのですが、ようやく形になったという感じです。

 

妨害もかなりの確率で踏めますし、温存されてもアポロウーサにするのでRR月光の動きを守ることができます。

 

 

☆先攻の最終盤面の選択は臨機応変

 

インフィニティ+霧剣辺りまでは確定なのですが、バルディッシュ後のキュリオス→アポロウーサや、リダン、竜巻竜、ファントムフォース辺りの選択は臨機応変にいきましょう。

 

例えば展開途中でブリガンダインを使っている場合は、リダンに罠を持たせることができなくなるので、翠鳥を素材にして自分のターンにリダンを除外して翠鳥を起動して一枚リカバリー、帰還したリダンをファントムフォースの種にするといった感じですね。

 

 

☆ライフを取りに行くときのプラン

 

このデッキの弱みとして、ライフを取りに行くためにかなりデッキを回さなければならないというものがあります。

 

虎で蘇生したモンスターは攻撃ができないため、殴りに行くときは必然的にEXモンスターに頼ることになります。

 

そこで大事になるのがゼピュロスと絶神鳥です。殴りに行ける下級モンスターはこのデッキではかなり貴重で、合わせると3400ダメージになるためバカにできません。

後攻以降で展開途中にエクシーズやリンク召喚する際はなるべくこの二体は使わずに温存しておくとライフを取りに行きやすくなると思います。

 

 

●まとめ

 

 

久方ぶりのデッキ紹介でしたが、これで終わりです。

 

今回の構築は、ここ最近では一番しっくり来ており、下手すりゃアザトート禁止後で一番まとまっていると言っても過言ではないと思います。

まず雛虎の明確な供給プランが得られたこと、更にこれまでまったく使ってこなかったP召喚を組み込めるようになったこと、そしてワイズストリクス前に無理なくアポロウーサを出せるようになったこと。

スモールワールド周りにしても、仲介役にただシラユキを採用しているだけではなく、上振れたときにはキュリオスを使ってシラユキを妨害プランにしてあげられるのもデカいと思います。そしてそのキュリオスも出張パーツの枠に収まっているので、自然とEXデッキに溶け込んでいるという有り様。

 

ほんとにこれまで「あと一歩足りない」と思っていたことがすべて嚙み合った良構築と思いますので、是非軌跡の魔術師出張セットをお試しください。

 

 

それでは失礼いたします、さようなら!!