みなさまこんばんは。
まずはデッキ解説を!と思ったのですが、あまりにも語りたいことが多すぎてとても書き足りないので、
月光(ムーンライト)と名のつくカードだけまずはこちらで一枚ずつして紹介したいと思います。
まずは月光デッキの花形、融合モンスターから
月光舞猫姫
アニメ遊戯王ARCVのシンクロ次元辺りのOPでシャカシャカ踊ってた印象が強いですよね。
能力は味方をリリースして全てのモンスターに二回攻撃するというもの。
ライフを削ることに特化していますが、攻撃宣言時に100ダメージを与える強制効果のせいで幽鬼うさぎの的になってしまったり、戦闘以外の耐性がないのでエースとしては少々頼りないというのが現実。
しかしレベル7ということでアストログラフとエクシーズでトマホークや、Pモンスターを採用することからアブソリュートドラゴンからのボルテックスドラゴンになれたり、
影のデッキ破壊ウイルス、天キがある状態なら闇デッキの種になれたりできるので型によっては役割があります。
月光舞豹姫
猫姫の進化系、能力は猫姫の能力を使いやすくした感じ。
近頃は彩雛の登場により獅子姫の踏み台にされがちで残念な立ち位置に。
月光舞獅子姫
月光デッキのやべーやつ。
月光デッキの強みの八割はこのカードにあると言っても過言ではありません!
以前は「出せたら強い」のロマンカードでしたが、彩雛が登場してからは簡単に出てくるようになり、最も恐れられる存在になりました。
その耐性、攻撃力、能力から「出したら勝ち」の代名詞のようなカードですが、最近はそう上手くいきません…
リンク環境の今、このカードの天敵がほとんどのデッキに採用されているからです。
そう、「対象に取らずにコントロールを奪う」という悪夢のようなカード……
つまり現在は「出したら勝ち」ではなく「出して勝てなかったら負け」という諸刃の剣のようなカードであることを認識しておきましょう。
さあ、続きましてはデッキの回転を担うメインモンスター達です。
月光彩雛
一言言いたい
「生まれてきてくれてありがとう」
このカードの情報を見た瞬間、私はこう思いました。
「…これでやっと環境に張り合える」と
それだけに月光デッキに革命を与えたカードです。
能力は「コスト」でデッキ、エクストラデッキから月光モンスターを墓地へ送り、同じ名前になる能力。
蘇生カードの多いテーマですので、早急に墓地を肥やせるのは偉い。
そしてコストなので効果が無効になっていても使える、虎の蘇生はもちろん、ヴェーラーをくらっても問題ありません。
二つ目の能力は融合回収、連続融合をするこのデッキとは噛み合っています。
ですが近頃の月光は、こいつの一つ目の効果と狼のコンボによる墓地融合をメインに扱うのでこの効果はおまけ程度ですかね。
三つ目、これが重要
自身が除外されたターンのバトルフェイズに相手が効果を発動できなくなります。主な使い道は自分のターンにバリアフォースやバトルフェーダー、キラートマト等のリクルート能力を封殺することですが、
相手ターンに除外するギミックを組み込めば、なんと上記のヴァレルロードや、拮抗勝負といった相手の逆転の一手を封じて目論見を外すことが可能です!オシャレ!
月光蒼猫
月光というテーマが脳筋と言われるのはだいたいこいつのせい。
能力はいたって単純、自分の月光の攻撃力を倍にします。
獅子姫に使えば攻撃力7000の二回攻撃、相手は死ぬ
もう一つは自身が破壊されたら他の月光をデッキから特殊召喚する効果
なんとこの効果、1ターンに1度の制約がありません!
この効果で二体目、三体目の蒼猫を出し、途中で虎を挟めば最大六回敵の攻撃を防げます。
わざと強い相手に殴って自壊することで他の月光を強化したり、墓地に月光をためるのも重要なテクニックです。
月光紅狐
Vジャンの付録でしたが正直不遇です…
攻撃力を0にするのは月光の戦術と噛み合ってはいますが、彩雛が出てからの新戦術では正規融合をほとんどしないので発動機会が極めて少ない。
月光を対象にした効果を無効にする効果も、使用したことはほとんどありません…
せめてPカードを守れたらかなり評価が変わったと思います。
下級月光で一番攻撃力が高いのは大切なアイデンティティーですね。
月光紫蝶
お前どこが獣戦士やねん
Pを除くと一人だけレベルが違うし謎多き月光です。
主な使い道は彩雛で落として手札から二体目の月光を並べること、ですので地味ですがどんな構築にしても一枚は入るでしょう。
打点1000アップは以外とあなどれなく、ライオウや虚無魔人といったメタモンスターが倒しやすくなります。クリスティアには届きません。
BFのカルートみたいに不意打ちで使えたら強かったんですけどね~
月光黒羊
型によって採用枚数がばらつく子です。
墓地回収と融合サーチはシンプルに強く、素材になったときに自身以外の月光を回収する効果とも噛み合っています。
召喚権を使わずに、しかも手札を減らさずに墓地へ月光を置けるという性能が地味に重要になることがあるのですが、具体的な使い所を書くと長くなるので割愛いたします。
月光白兎
この子の評価は非常~に難しいです……
能力だけを見れば恐らく月光最強です、いやマジで。
なぜかと言うと、永続魔法扱いのPモンスターを除くと、月光では唯一「一枚が二枚になるカード」であり、しかも「相手の盤面に干渉できる」という点も他の子達にはできない芸当です。
この子が注目されない理由はズバリ「噛み合いの悪さ」でしょう。
現在の月光デッキの初動は、なるべく彩雛にアクセスできるカードが好まれます、そのため通常召喚権をこの子に使う隙がありません。
しかもレベルが2なので、墓地が肥えた中盤に使うとしても、エクシーズ素材にしにくく、リンク2も現状貧弱なので活躍できないのです。
今後ランク2や、リンクモンスターが充実してくると評価ががらりと変わるかもしれません。
こいつと黒羊でマネキンキャットを出せば、相手依存ですが大人気カードであるハリファイバーになれたりします
月光狼
Pモンスターの二体は他の子たちと違い、光属性なので注意が必要です。
モンスター効果は月光すべてに守備貫通を与える効果、自身のレベルの高さとPモンスター故に墓地蘇生に対応していないことから場に出しにくいので、なかなか恩恵を得られる状況にはなりにくいです。
たま~に「あっそういえば」ってなる程度
P効果、こちらが本命
下準備さえ整えばこいつの効果一つでカオスソルジャーもびっくりのバケモノフィニッシャーが降臨します。
幽鬼うさぎは天敵なので、攻め込むときには二枚目や回収ギミックを合わせて持っておきたい。
初手で引くと自己要因なのと月光以外がP召喚できないのは注意。
月光虎
月光彩雛と共に月光デッキの中核を担っているカード。
こいつの効果を一デュエルで何回使えるかが勝負を分けると言っていい。
モンスター効果は破壊されたら墓地から月光を出す効果、月光にしては珍しく名称ターン1なので注意
P効果、なぜかこちらには名称ターン1がついていないので、ゼピュロスなどで貼り直せば何度でも使用可能です。
効果は無効になりますがコストは払えるので彩雛との噛み合いはばっちりです。
出したモンスターがターン終了時に破壊されるのは蒼猫との相性が良いです、劣性時に耐久したりできるので覚えておきましょう。
最後は少ないですが、魔法罠です
月光香
月光屈指のパワカ。
彩雛で蒼猫を落としてこれで蘇生して2800と1600で殴ってメイン2でエクシーズというだけでも雑に強い
手札を捨てられることに着目して墓地肥やしや、単純に事故札処理としても優秀
このカードを引かないでデュエルしてみるといかにこのカードに依存しているかがよくわかる
月光輪廻舞踏
月光を二枚サーチですって!ステキ~~
残念ですが、遅いです。メタ要素強めでゆっくり戦う戦法にすれば採用価値はありますが、超展開、ワンショットキルを得意とする普通の構築では活かせないでしょう
せめて、せめて墓地除外で月光蘇生とかついていれば……
これで以上になります、いかがだったでしょうか?
これから月光を組むよって人や、今まで使ってたけど個々の強さを再認識できたよって人がいれば幸いです
まとめてて思いましたが、やはり相手の盤面に触れないのと、一枚から動けるカードやアドが稼げるカードがないってのと、普通の融合に現状メリットがないのが問題点ですね
なんとか強化してもらえないですかね~?KONAMIさん~~