月光と共にいきる

遊戯王の月光(ムーンライト)について語ります。

自分なりのサイドデッキの組み方

みなさまこんにちは


今回は、先日の芝刈り月光のデッキ解説で保留にしていた、サイドデッキ解説です

自分の中でこれで決定というのがまだ決まっていないので、サイドデッキを考える上での持論や、どんなカードを採用するか等に留めようと思います。
デッキ内容も今回はなしにさせてください、申し訳ありません


そしてこの記事は、大会に出てみたいけどサイドデッキの組み方がわからないといった初心者の方や、
サイドデッキを組んでみたはいいけど他の人の組み方も見てみたいといった中級者向けの記事であることをあらかじめご了承ください。

ですので大会に出ているような上級者のみなさまや、
ガチガチのTPのみなさまからすると鼻で笑うような内容かもしれませんが、お付き合いください


自分の思うサイドデッキの組み方ですが
とりあえず環境上位にどんなデッキがいるのか、
というよりどんなデッキが流行っているかですね

2018年4月現在、遊戯王まれに見る群雄割拠時代と言われています
自分の回りのTPの方々からも、環境が定まらなくてサイドに入れるメタカードが決められないという声が多数上がっています

こういう環境の場合、自分はまずは
いくら最強の手札、完璧なプレイングをしても相性で押し負けてしまうデッキのことを考えます(全デッキが苦手とするメタビ等は除外)

そう考えた場合、墓地蘇生や墓地アドを重視する自分のデッキの現環境の天敵は「インフェルノイド」であると言えるでしょう


そうして今度は、インフェルノイドがどんなデッキで、何が刺さるカードかを考えます

ノイドと言えば、モンスター一体一体がそれぞれ毒や針のような嫌らしさを持ち、先行では煉獄の狂宴、後攻では煉獄の虚無といった一枚で戦局を変えられるパワーカードを有しているテーマです

そのただでさえ強力なテーマが、最近は魔王ストラクのフィールド魔法、シャドウディストピアにより
相手モンスターをリリースして相手の墓地を荒らすというもはや反則級の動きを手に入れ、妨害にさらに磨きがかかり、環境で結果を残すようになりました

ですがどんなテーマでも弱点はあるはずです
このテーマにつけ入る隙としては、

・妨害にも展開にも必ず「除外」が絡むこと
・永続(フィールド)魔法を使うこと
・カードをリリースして発動する効果がほとんどのため、一瞬効果を止めるだけでも十分刺さること

この三つ、この三つをうまく対策すれば勝機があるでしょう

一つ目の対策
まずは除外メタカードの候補をいくつか並べます
アーティファクトロンギヌス
・カオスハンター
・カイクウ
・ネクロバレー
・王宮の鉄壁
このなかで、自分のデッキに合ったカードを選びます

ロンギヌス
相手ターンにのみ発動可能です
ノイドが危険と感じた理由が、自分のターンに妨害してくることだったので没です
出させなきゃいいじゃんと思うかも知れませんが、狂宴で除外を介さず、自分のターンに出てくるので意味がありません
自分のシラユキも使えなくなります

カイクウ
召喚権が惜しいので没

ネクロバレー、鉄壁
お互いに除外できなくなります、除外が嫌いとは言いましたが、自分の月光香や紫蝶、シラユキ、そして何より狼の効果が使えなくなるのはまずいので没

カオスハンター
消去法になりますが、彼女が一番相応しいでしょう
使いどころが難しいカードではありますが、狂宴後に出したり、モンスターゲートで外れが出た時や(それに期待してはいけない)、特殊召喚されたデカトロンをヴェーラー等で無効化し、そのタイミングで出すなど
ちゃんと機能しそうですね


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こういった具合に選択肢から自分のデッキにとって最適なカードをピックアップしていくのがサイドデッキの組み方です

はしょりますが、永続カード対策にツインツイスター、リリースして発動系の効果はうららがメインに入っているのでそれに任せます
屋敷わらし等も良さげですが、カオスハンターと役割が被っているので没ですね


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さあ、これでやっと4~6枚です

第二段階、次に対策すべきは、やはり環境で採用率が最も高いデッキ
つまり閃刀姫ですね


閃刀姫の強みと言えば、

・レイのしつこさ
・エンゲージのサーチ&ドロー
・ウィドウアンカー等の速攻魔法による妨害

かなり大雑把ですがこの三つでしょう

こうして敵のデッキの強みを探せば求められるメタカードも見えてきます

無数の選択肢の中から自分が良いと思ったのは


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壊獣モンスター
レイの効果を起動させず、速攻魔法の発動条件を封じる二つの役割を持っています


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DDクロウ
レイを除外するだけなら墓穴の指名者で事足りますが、魔法カードであるエンゲージを除外できるのがポイント
カガリの回収効果に使いましょう


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ハーピィの羽根箒
閃刀姫の妨害のほとんどが伏せカードによるものなので、ぶっちゃけこれが最適解だと思います

採用から漏れたカード

浮幽さくら
自分のデッキはただでさえエクストラの枠がない芝刈りデッキ、そこに新たに枠を作ることは不可能と思い、不採用です

魔封じ、勅命
自分も魔法で動くデッキなので、自らの首を絞める結果になると思い不採用

闇のデッキ破壊ウイルス
対応しているモンスターがライオダンサー、ダムド、アストログラフしかいないです
これのためにスターヴヴェノムを採用するのも手ですが、除去ができるトロイメアユニコーンやヒダルマー等を差し置いてまで入れるのもバカらしいと思い、不採用です



ここまで来たら第三段階
ここでは先行展開を許したらそれが負けに直結するデッキへのメタカードです
具体的には剛鬼やABCですね

なんと私、気付いてしまいました、
現環境の先行ソリティアに必ず採用されているギミック…
それはサモンソーサレスで盤面を増やしてからファイアウォールに繋げる動き!
とにかく今自分が言いたいことは

「今の先行デッキの鍵を握っているのはサモンソーサレスである!」

ということ
つまりこいつをなんとかすればワンチャンが生まれるんじゃないかということですよ

というわけでサモンソーサレスに最も刺さるカード


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幽鬼うさぎですね




…第三段階終わりです





いや待った、大事なことを忘れていました
何も先行展開を止めるだけが全てではない
展開されちゃってもいいじゃないという理由や、手札誘発が引けなかった時のために、ブラックホールや拮抗勝負もオススメです

現在は伏せカードやPカードもまとめて潰せる拮抗勝負に軍配が上がることが多いです

一応、採用から漏れたカード

PSYフレームγ&PSYフレームドライバー
後攻用で使う場合、使いきりになってもったいない、自分のターンに使おうにも使いどころが芝刈りへのうららに対してぐらいしかないので不採用



そしたら環境のメタカードは大体揃ったので、最終段階です
最終段階の課題はズバリ、メタカードのメタカードです

自分がされて嫌なピンポイントメタカード
具体的に言うと魔封じやマクロコスモス、ライオウ、インスペクトボーダーなど
特に環境外のデッキを使う場合、環境デッキのついでにメタられ、それが突破できずに負けるのは悔しいものがありますので、大事な段階です

なぜこれが最終段階なのかと言うと、場合によっては必要のなくなる段階だからです

今回の場合、ノイド、閃刀姫対策として魔法罠破壊カードを多く入れているので、永続罠に対する回答は既に用意されています

このように他と役割が被りやすくて、
しかもサイチェン後の対策になるので必ず必要になるのはマッチの三戦目になります
その頃には二本先取で決着が既についている可能性もあるので、使用機会が非常に少ない

上記の理由から、この段階の優先度は極めて低いです

自分としては墓穴やDDクロウなどに当てられたらいいな程度に、屋敷わらしをちょろっと忍ばせるのがオススメです


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今回はサイドデッキの構築論ということで、自分なりの組み方を記事にしてみました、いかがでしたでしょうか

自分でもまだそれぞれの採用枚数が決まっていなかったり、
別の良いカードを発見することがあるかも知れないので、デッキレシピなどはお伝えできませんが、少しでもみなさまの参考になったらなと思います


それでは、失礼いたします





以下、屋敷わらし結局採用してるじゃねえかというツッコミは禁止令


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